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荒れた海、問われる判断 知床の観光船事故 船長、現場海域不慣れか 座礁など昨年事故2回

 知床半島沖で小型観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が消息を絶った事故は24日、地元漁業者が出漁を見送るほどの天候悪化が予想される中、約3時間の航行に踏み切った可能性が高いことが、地元の観光船業者らの証言で明らかになった。カズワンの豊田徳幸船長(54)は昨年2回、座礁事故などを起こしており、「経験不足」との指摘も目立った。なぜ出港してしまったのか―。専門家や地元関係者からは船長や運航会社の判断を疑問視する声が相次いだ。

知床半島沖で遭難者を捜索する海保の巡視船=24日午前10時10分(本社ヘリから、岩崎勝撮影)
知床半島沖で遭難者を捜索する海保の巡視船=24日午前10時10分(本社ヘリから、岩崎勝撮影)

知床岬先端の岩場で見つかったカズワンの救命具=24日午前(1管本部提供)
知床岬先端の岩場で見つかったカズワンの救命具=24日午前(1管本部提供)


 「波が高く、エンジンを強めても速度を上げられない」「船が沈みそうだ」

 23日午後1時ごろ、カズワンを運航する知床遊覧船(オホーツク管内斜里町)の事務所の無線機から、緊急事態の発生を伝える豊田船長の声が響いた。

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