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開業率日本一、投資も雇用も呼び込んだ 花開く「スタートアップ都市」<次代のモノサシ第2部 考察・福岡経済③>


 福岡市は全国有数の起業先進地だ。10年前から官民挙げてスタートアップの支援に力を入れ、投資の呼び込みや若者を中心とした雇用の増加につなげている。思えば札幌市もITベンチャーが集積し、「サッポロバレー」と呼ばれていた時代があった。福岡の取り組みを参考に、往時の活力を取り戻せないだろうか。2回にわたり考えた。

走行実験 福岡だけ認めてくれた

 若者向けのファッションビルが立ち並ぶ福岡市・大名地区。一角に、ピンクを基調としたロゴと黒色の車体が特徴的な電動キックボードが並ぶ。名前は「mobby(モビー)」。公道走行実験として昨年4月から今年7月まで行われている有料のシェア(共同利用)サービスだ。

 「やりましょうと言ってくれたのは、福岡だけでした」。サービスを提供する市内のスタートアップ「モビーライド」の安宅(あたけ)秀一社長(34)は振り返る。

 2018年夏、当時東京で働いていた安宅社長らは大きな壁にぶち当たっていた。事業化に欠かせない走行実験の協力を全国30近い自治体に求めたが「前例がない」「危ない」と断られ続けた。

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