PR
PR

日韓の若者交流拠点焼失 幌加内・旧光顕寺 市民団体、再建目指す

 【幌加内】戦前・戦中にダム建設や鉄道敷設のため朝鮮半島などから動員され犠牲となった人々を悼み、歴史を伝える上川管内幌加内町朱鞠内の旧光顕寺内にあった建物が昨年12月下旬、失火によって全焼した。建物は、日本と韓国の若者がともに歴史を見つめる活動の拠点として使われてきた。火災で死傷者はいなかったが、内部にあった犠牲者の遺骨や、犠牲者を慰霊する美術作品も焼けた。関係者は肩を落とす一方、拠点の再建を模索している。

 旧光顕寺は1934年(昭和9年)に建設され、雨竜ダムと旧深名線の建設工事が始まると、命を落とした労働者を弔う場となった。全焼したのは、寺の住職の住居部分にあたる庫裏(くり)で、木造2階建て延べ120平方メートル。2019年に雪の重みで損傷し、翌年倒壊した本堂「笹(ささ)の墓標展示館」とともに、NPO法人「東アジア市民ネットワーク」(札幌)が管理してきた。庫裏には、隣接する本堂の解体に伴い、労働者の遺品などを収蔵していた。

残り:636文字 全文:1054文字
全文はログインすると読めます。
北海道のニュースがメールで届く
PR
ページの先頭へ戻る