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冬の嵐、石狩管内大荒れ 湿った雪「こんなに降るとは」 交通網乱れ、帰宅に影響も

 発達した低気圧の影響で、石狩管内でも12日、大雪となった。札幌管区気象台によると、新千歳空港で同日正午までの24時間降雪量が2006年の観測開始以降最多の34センチを記録。各地で湿った雪となり、札幌市内では木が倒れたり、市民が除雪に追われたりしたほか、JR札幌駅と近郊を結ぶ各線では運休や大幅な遅れが相次ぎ、市民の足に大きな影響が出た。

 気象台によると、同日午後5時までの24時間降雪量は新篠津村42センチ、恵庭市島松41センチ、札幌市南区小金湯39センチ、中央区27センチなど。最低気温は全10観測地点で3月下旬から4月上旬並みの気温となり、重い雪の原因となったという。また、気象台の観測地点がない北広島市では、市の観測で午後5時までの24時間降雪量は51センチと今冬最多だった。

 中央区の豊川稲荷札幌別院では正門横の高さ約5メートルの松の木が倒れた。同院寺務の五十嵐栖蓮(せいれん)さん(39)は「樹齢100年以上とみられる木だが、台風でも揺るがなかった。よほど雪が重かったのだろう」と話した。また、多くの市民が早朝からスコップを手に除雪。西区の無職中川和彦さん(74)は「朝5時前から始めた。重い雪で参る」。西区の会社員平森善光さん(63)は「駐車場を出る時に埋まった車もあった」と驚いていた。

 北広島市内を通るJR千歳線は11日深夜から運休が続き、12日朝は札幌方面への通勤で市中心部の道道が渋滞した。同市の坂本恭子さん(72)は「まさかこんなに降るとは」と困り顔だった。

 札幌市内の路線バスのダイヤも乱れた。ジェイ・アール北海道バスによると、新札幌や手稲方面とJR札幌駅を結ぶ路線で最大105分の遅れが出た。JR千歳線は終日運休となるなど、夕方には札幌駅構内が家路を急ぐ人で混雑した。

 札幌市北区の会社員石田貴子さん(47)は市営地下鉄南北線麻生駅からバスで帰宅しようとしたが、乗車待ちの長い列が続いており断念。JR学園都市線で帰ろうと札幌駅に着いたが、発車のめどが立たない状況。「運行再開を待つか迷っている。こんなに帰宅が大変だと感じたのは初めて」と話した。気象台によると、管内では14日まで強い風雪が続く見込み。(後藤耕作、高田かすみ、菊池圭祐)

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