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小学生ドラマー飛躍誓い米移住 石狩・相馬さん、家族と計画 力強い演奏、シンディ・ローパーら絶賛

 ユーチューブの動画などを通じ、海外でも「YOYOKA」の名でロックドラムの腕前を知られる石狩市立生振小6年の相馬よよかさん(12)が、中学進学を機に米国移住を計画している。既に米ミュージシャンとの仕事を始めており、コロナ禍に負けず、現地で腕を磨き、世界へ羽ばたく道を見据える。

 石狩市内の自宅一室のスタジオ。スティックの端ぎりぎりを握った身長152センチのよよかさんが、パワフルにドラムをたたく。「体が小さくて太鼓が遠いので、自然と腕をヘビのようにしならせて振り下ろすたたき方になりました」。複雑なペダル操作も楽々だ。

 絶妙なうねりとパワーがある演奏は、動画を見たロバート・プラントやシンディ・ローパーら有名ミュージシャンも絶賛。昨年12月、道内ツアーで共演したプロギタリスト籠嶋(かごしま)学さん(42)は「自然に体が動いて踊りたくなる音。頭で考えず、自然にできてしまうんでしょう」と舌を巻く。

 よよかさんは1歳でドラムに触れ、5歳のとき、音楽ディレクターの父章文さん(41)、母梨絵さん(41)、弟至道(しどう)さん(9)とバンドを組み、活動してきた。3年生だった2018年、女性対象の国際ドラムコンテストに演奏動画を投稿。週間チャンピオンの最年少記録を更新し注目された。「国内のコンテストに全然通らず、自分はだめなのかなと思っていたら、海外から評価する声が届いてうれしかった」と振り返る。

 これを機に国内の音楽フェスティバルでプロと共演、米テレビ番組出演も果たすうち、渡米への思いが募った。米ミュージシャンから楽曲への参加要請も舞い込み、章文さんは「このチャンスを、コロナを言い訳に摘み取りたくない」と一家での移住を決意。既にロサンゼルス周辺の中学校などを下見した。目下、スタジオ整備など渡米後の活動を支援してくれるスポンサー企業を探している。

 新たなスタートに向け、よよかさんは昨夏、リモートで、現地ミュージシャンとオリジナル曲「Sparkling」を録音した。変拍子など、技巧的なプログレロックを思わせる一曲で、月内にも音楽配信サービスで発表する。「英語が身に付けば作詞にも生かせる。将来はほかの楽器も弾いて、自分で録音して曲を作りたい」と、世界に通用する音楽家への夢を描く。(渡部淳)

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