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<聞く語る>SEKAI NO OWARI・Fukaseさん 村民と王様それぞれの物語を1冊の絵本に

 人気バンド「SEKAI NO OWARI(略称・セカオワ)」のボーカル、Fukaseさん(36)が初めての絵本「ブルーノ」を出版した。平和な王国ブルーノが嵐に襲われ、一人娘を失った村民と、村民たちを守れなかった王様、それぞれの視点から描いた物語だ。絵本に込めた思いと背景を聞いた。(編集委員 関口裕士)

■相手のことを想像して。悪者なんかいなくたっていい

 ――絵本で伝えたかったのはどんなことですか。

 「想像することの重要性を描きました。相手を想像し、理解する努力が大事だと伝えたかった」

 ――絵本は両面が表紙で、村民のタルカスと王様の物語が本の真ん中で重なります。どちらから読むかによって印象が違う。なぜこういう形にしたのですか。

 「人と人との関係で問題が生じる時は必ず両者それぞれの理由や経緯があります。一方の視点だけで両方は描けない。現実の社会や人間関係では、両方を同時に客観的に見られる『神の目』なんて存在しません。タルカスの側からはタルカスの状況や考えしか分からない。王様の側からは王様のことしか分からない。だからこそ、それぞれの方向から物語を描き進めるべきだと思ったのです」

 ――セカオワの曲にも「天使と悪魔」など、二つの異なる立場から物事をとらえた歌詞があります。一つの正義ともう一つ別の正義があって互いに理解し合えない。

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