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#新春インタビュー 一歩踏みだせ 「冒険の書」 金子新太郎さん(21)=北大3年

 夢を追う大学生たちのインタビュー記事を掲載するフリーマガジン「Knows(ノース)」をご存じだろうか。第1巻が発刊されたのは昨年6月。続いて8月に第2巻、12月に第3巻が出た。この取り組みの中心にいるのが北海道大学教育学部3年(休学中)の金子新太郎さん(21)だ。コロナ禍で自粛を余儀なくされ、思うようなキャンパスライフを送れていない大学生に向けて「一歩踏みだすきっかけをつくりたい」と語る金子さん。その集大成となる特別版「冒険の書」を4月に発行する。金子さんに狙いを聞いた。

 ――金子さんは学生団体「Knows」を昨年4月に立ち上げ、現在22人の仲間と活動中です。雑誌の名称でもある「Knows」の由来をまず教えてください。

 英語で「知る」という意味の「know」に北国である北海道の「north」を掛け合わせた造語です。だから「ノーズ」じゃなくて「ノース」。濁りません。面白いことをやっている大学生が道内にたくさんいることを同世代の多くの学生に知ってもらいたい。そんな思いを込めました。これまでの3冊は20~30ページで毎回3人の大学生を紹介しています。特別版は過去に取材した大学生を含め50人以上が登場する予定です。北海道にゆかりのある著名人に大学時代を振り返ってもらう企画も準備していて、ボリュームは100ページ前後になる見込みです。新歓(新入生歓迎)の時期に合わせて1万部発行する計画です。

■偶然の出会い大事に

 ――インターネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)を昨年12月中旬にスタートさせて、開始3日目で目標額100万円を達成しました。

 たくさんの人が期待してくれて、ありがたいです。私自身、大学に入ってからやりたいことが見つからず、大学生活がつまらな過ぎて、ベッドの上でスマホばかり見ていて、そういう自分を変えたいというのが出発点でした。2020年3月、海外インターンシップに参加する予定でしたが、コロナで断念せざるを得ませんでした。そんな中、起業している大人や同世代でアクティブに活動する学生たちと知り合えたのが大きな刺激になりました。人生を楽しく全力で生きているなと感じました。自分もオンリーワンの人生を熱く生きたいと思うようになり、1年間休学して今しかできないことをやろうと決めました。

■「利他は自利」で動く

 ――4月には復学します。「Knows」の先に見据えているもの、金子さんの将来の夢は何ですか?

 つまらなそうに生きている人を減らすこと。人生を楽しく全力で生きる人を増やすこと。まだぼんやりした目標ですが、30歳になるまでに教育・人材系の会社を設立したい。その前に何年間か会社勤めをして、将来につながるスキルを身につけたり人脈を広げたりするかもしれません。好きな言葉は「利他は自利」。人にGIVEする(与える)ことが実は自分の利益になるという考えです。いつか絶対に自分に返ってくる、というか、目先の利益だけ追求する人生なんて面白くないじゃないですか。

 「Knows」第1~3巻はアマゾン電子書籍サービス「キンドル」で無料で読める。4月に発行予定の特別版は現在、CF専用サイト「CAMPFIRE」で支援を受け付けている。アクセスはこちらから。(長谷川賢)

<取材後記> 行動する学生の道標に―とうたう「冒険の書」。金子さんは紙媒体での発行にこだわっている。電子版だと目的意識を持って検索しなければヒットしない。たまたま手に取って背中を押す偶然の出会い、リアルの大切さに目を向ける。オンライン偏重のコロナ時代に一石を投じるか注目したい。(K)

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