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日本の農業 月へ届け 米の有人探査計画 食で貢献 コメ、イモなど8種 栽培研究本格化

 地球から月に渡った人類が農作物を「月産月消」する―。SFのような世界を実現させるプロジェクトが今年、日本で動きだす。米国の月面有人探査「アルテミス計画」に向け、農林水産省からコメや大豆などを月面で生産する技術の開発を委託された関係団体などが研究を本格化。有人では1972年のアポロ17号以来となる月面到達に、日本の農と食の力で貢献する。

 38万キロ離れた月面では地球からの宇宙食の輸送費が膨大になる。食料1キロあたり約1億円が必要との試算もあり、月面滞在の可否は、自給自足の実現が課題の一つになっている。

 克服に向け、農水省は昨年末、宇宙食の課題解決を目指す一般社団法人スペースフードスフィア(東京)などに研究を委託した。期間は5年。同法人などは今年、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力も得て、研究を本格化させる。

 月では昼夜の温度差が250度以上。そのため食料生産は、月面に建設する施設内で土壌や温度、光量を管理して行われることになる。コメ、大豆に加え、トマト、レタス、キュウリ、イチゴ、ジャガイモ、サツマイモの計8種類の生産を目指す。政府は、本年度で3億円の予算を計上し、来年度も同規模の予算確保を目指す。

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