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監視団体懸念「酪農への影響は」 気付かぬ住民「普段もうるさい」 オスプレイ矢臼別初飛来

 【別海、厚岸、浜中】陸上自衛隊と米海兵隊による日米共同訓練で6日、陸上自衛隊矢臼別演習場(根室管内別海町など3町)に初めて飛来した米軍の輸送機オスプレイ。演習場内の私有地では、住民団体が独特の飛行の様子を監視したほか、厚岸町内では低空飛行が目撃された。一方、別海町の演習場周辺では飛来に気づかずに過ごした住民もいた。

 6日午後1時半ごろ、「米海兵隊矢臼別演習場移転訓練反対釧根連絡会」の7人が集まっていた演習場内にある川瀬牧場で、西側の空から接近してくる2機の機影が見えた。会員たちが「オスプレイか?」といぶかる中、2機はプロペラを前方に向けた状態で約1キロ南側を東に向けて一直線に飛行。独特の姿からオスプレイと分かった。2機は「ブオーッ」と音を立てて飛び、10秒ほどで茂みの向こうへ消えた。

 連絡会事務局長の山本隆幸さん(65)は「音はヘリよりは大きいが、想像よりは小さかった」と話した。それでも初めて矢臼別周辺を飛んだオスプレイについて「故障する、物を落とすなど、安全なものではない。酪農地帯であり乳牛への影響が考えられる」と、懸念を指摘。「音の問題や影響などを分析し、客観的資料を用意して問題点を考えたい」とした。

 一方、演習場北側の別海町内では、短時間での飛来に気づかない住民もいた。同町西春別で酪農を営む小野塁さん(34)は「風もあり、オスプレイの音は聞こえなかった」と言う。日米共同訓練については「オスプレイは過去に事故があったが、矢臼別に来ることに嫌悪感はない。それより普段の砲撃訓練の方が、音がうるさい」と、淡々と話した。

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