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道内大荒れ 十勝で強風 電柱47本折れ、停電4千戸続く

 発達中の低気圧の影響で冬型の気圧配置が強まり、道内は2日も広い範囲で強風や雪に見舞われる大荒れの天候となった。帯広市など十勝管内で1日夜に発生した停電は2日正午現在も約4千戸で続いており、同日朝の最低気温が氷点下を記録する中、住民らが不安を一夜を過ごした。北電は2日中の復旧を予定しているが、天候次第で遅れる可能性もあるという。

 北電によると、十勝管内では2日正午までに強風による倒木などで少なくとも電柱47本が折れるなどし、電線88カ所が断線した。停電は管内の一部で1日午後5時ごろから発生し、2日正午現在、帯広や更別村、芽室町などの計4160戸で復旧していない。

 十勝総合振興局によると午前8時現在、帯広市、幕別、更別、芽室町、中札内村の5市町村が避難所を開設。中札内村の中札内文化創造センターでは、2日朝になって身を寄せる人が現れ、正午現在で6人が避難している。同村上札内の最低気温は正午までに氷点下1・7度を観測。小学1年の長男(6)を連れて避難所に来た同村の主婦(40)は「昨日午後6時半から停電が続き、携帯電話の充電が切れそうだったのと、ストーブがつかなくて寒いので来た。おにぎりや弁当ももらってありがたい」と話した。

 帯広市美栄町の森田農園ではビニールハウス2棟が強風で飛ばされ、約80メートル離れた電柱に引っかかった。同農園ではフライドポテトなどの冷凍食品加工場や倉庫の壁、屋根の一部が破損し、停電の影響も含め被害額は約200万円に上る見通しという。森田博之代表(47)は「ここまでの風は初めてで夜は不安だった。停電が続くと製造した冷凍食品は廃棄になってしまう」と語った。

 札幌管区気象台によると、2日の最大瞬間風速は午前11時現在、日高管内えりも町襟裳岬で37・3メートル、留萌管内増毛町で30・3メートルを観測した。同時刻までの24時間降雪量は、後志管内赤井川村で20センチ、札幌市南区小金湯で18センチ、留萌市幌糠で17センチとなった。

 スリップによるとみられる多重事故も発生。2日午前6時10分ごろ、登別市栄町1の国道でトレーラーやワゴン車など4台が絡む事故が起き、ワゴン車の女性が軽いけがをした。室蘭署によると、事故当時、地吹雪で視界が悪く、路面は凍結していた。

 JR北海道は2日、特急を含む21本を運休。道内発着のフェリーは、函館―大間(青森)間など計19便が欠航した。道教委によると、道内の小中学校など計75校が休校した。

 大荒れの天気は2日夕方ごろまで続く見込み。気象台によると、3日午前6時までの24時間降雪量は日本海側の多いところで30センチと予想する。(泉本亮太、伊藤空那、金子文太郎)

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