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「親ガチャ」のアタリ、ハズレ 境遇嘆く子の叫び、親の思い

 最近、インターネット上などで「親ガチャ」という言葉が話題になっている。「どういう境遇に生まれるかは運任せ」「子どもは親を選べない」という意味で、主に、親に対する不満を表す際に使われる。「親のせいにしている」「若者の言い訳」などの批判もある中、若い世代や親世代はどう考えているのか―。

 親ガチャは、カプセル入りの玩具が出てくる自動販売機やネットのゲームでアイテムを抽選で購入する「ガチャ」と、「親」を組み合わせた造語。運の要素が強い「ガチャ」と「親」とを組み合わせることで、子どもは親を選ぶことができないことを表す。9月にテレビ番組で紹介され、広く知られるようになった。

■緊張し体こわばる

 「親を選べるなら選びたい」。札幌市清田区のアルバイト従業員アヤさん(23)=仮名=は親ガチャに共感する一人だ。一緒に住む母親とは折り合いが悪く、ここ2カ月、口をきいていない。「あいつ、いつ家を出て行くんだろうね」と母親が妹に話しかけるのを、何度も耳にした。

 「母親と性格が合わない」と感じたのは中学時代。ささいなことで威圧的に怒られ、次第に距離ができた。家に母親がいるときは、緊張で体がこわばり、動悸(どうき)がする。イヤホンで音楽を聴き、周囲の音を遮断する。「もっと優しいお母さんだったら、いろいろ話を聞いてもらえたのかな」

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