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灯油112円、道内13年ぶり 高値、家計を圧迫 冬本番、事業者も悲鳴

 経済産業省が17日発表した灯油1リットル当たりの道内平均配達価格が112円を超え、13年ぶりに110円台となった。コロナ禍で2度目の冬本番を迎える道民からは「暖房代が増えて、家計が圧迫されるのは厳しい」と悲鳴が漏れた。原油高騰の影響により、重油などを燃料に使う銭湯やクリーニング業界も「苦しい冬になる」と懸念を強めた。

 「灯油価格が上がるのはつらい。暖房費を節約するため、居間ではなく6畳の自室だけで生活することも考えたい」。江別市に住む無職鈴木忠敏さん(73)はため息をついた。収入は年金のみ。5年前に妻を亡くして以降、3階建ての家に1人で暮らす。「光熱費は妻がいたころとさほど変わらない。寒さが厳しくなったら、出費がどれだけ増えるか心配だ」と漏らした。

 経産省が発表した15日時点の灯油1リットル当たりの道内平均配達価格は112円83銭まで上昇。8週連続の値上がりで、13年1カ月ぶりに110円を超えた。道内最大の灯油共同購入団体コープさっぽろ(札幌)は定期配達の価格を全道一律で1リットル当たり5円引き上げ、最も高い稚内市や根室市では115円に達した。

 釧路市の主婦近野亜矢子さん(34)は「今は朝晩に灯油ストーブを使っているが、日中はこまめに消したりして節約している。これ以上高くならないで」。アルバイトと仕送りで生計を立てる函館市の公立はこだて未来大3年の増田初音さん(21)も「生活がじわじわと圧迫されていく。部屋では厚着をし、ストーブを長時間使わないようにしたい」と不安げに語った。

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