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55 ファイナンシャルプランナーという仕事 青山夕香

 みなさんは、FP(ファイナンシャルプランナー)という仕事を知っているだろうか。就活生の皆さんの仕事選びのヒントにしてもらえたらと思う。


 話を聞かせてもらったのは、株式会社アンドエフピー代表取締役で、日本FP協会認定ファイナンシャルプランナーの新田絢香さん。
 株式会社リクルートに7年勤務後、金融会社勤務を経て2012年に独立型ファイナンシャルプランナーとして活動を開始。現在は札幌市内のセミナー講師や個人の家計など将来設計のコンサルティングを中心に活動している。

 2児の母である新田さんは、働く女性の視点など個々の生活スタイルに合わせたマネープラン(ライフプラン・資産運用・保険の見直し・教育費準備・住宅ローン)のコンサルティングが得意。


青山「FPとは、どんなお仕事なのですか?」

 簡単に言うと、お金に関わるお仕事です。お客様が描いている将来のプランを一緒に考えながら、いつどんなときに、どれくらいのお金が必要かをお伝えしています。
 例えば、独身なのかご家族がいるのかでも違ってきますし、収入も人によって違いますよね。描いている将来プランがあるのかないのかでも違いますし、年齢によっても違ってきます。なので、目の前の一人一人に合わせて、ずっと先の将来まで見ていきながら、お金に関するすべてを教える仕事です。
 ただ、夢ややりたいことがないという人の方が多数です。まだやりたいことがわからないという方もいます。そういう方には、収入を見ながら生活するために一般的にいくら必要なのかをシミュレーションしたり、明確なお金のプランを作ったりしています。

青山「NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)に興味があります!そういうアドバイスもしてもらえるのですか?」

 もちろんです。でも、NISAやiDeCoが良いですよ、やってみましょうと伝えるだけではないのです。合う人もいますが、合わない人もいますから。なので、まずはお客様の仕事や生活スタイル、家族構成や趣味等を細かく聞いていくことが重要です。
 また、お金といってもたくさんの種類があります。例えば、生活費の他にも教育費、老後の資金、旅行費、将来やりたいことのための貯蓄と、一つ一つに名前を付けています。そうすれば、旅行費のために頑張って貯めようとか、モチベーションが上がりますよね。

青山「新田さんは、最初からお金の使い方や貯め方が得意だったのですか?」

 実は、お金に対して苦手意識がありました。社会人になって入ってくるお金もありましたが、出ていくお金もたくさんありました。将来を考えたときに、漠然と不安になったんです。今のような生活で大丈夫だろうかとか、もっとお金に対して学んだ方が良いのではないかと思いました。それが27歳の時でした。そこで初めてFPという仕事を知りました。

青山「独学で勉強して金融会社に勤めて独立されたのですよね?」

 おもしろいな、役に立ちそうだなって思ってコツコツ勉強してきました。結婚して妊娠して出産して、母親目線でもお母さんたちにアドバイスができています。正直、もっと早く知っていたら良かったなと思っています。それくらい大切なことですからね。
 私は、常に本音で伝えていきたいと思っています。約10年間FPの仕事ができているのは、目の前のお客様が幸せになれるかどうかをずっと考えてご提案できてきたからだと思います。

青山「たくさんの金融商品や保険商品をどう選んでご提案するのですか?」

 私は自分で運用して試してみて、良いなと思ったものを提案しています。これいいなと思ったらどんどん提案します。働かず寝ていてもお金が生まれる仕組みがあったら、誰でも嬉しいですよね。でも、金融商品も世の中に溢れすぎていて、判断が難しいのです。良いと思って買って試してみたら、自分が思ったものと違ったということはよくあることです。お客様にご提案する前に、自分で試します。自分のライフプランを成功させることがお客様への一番の還元になりますから。本物の金融商品に出会うために日々勉強です。

青山「FPとして学生にお金のアドバイスをお願いします」

 お金は人を幸せにしてくれますが、不幸になってしまうものでもあります。お金に対して今からちょっとでも考えてみてください。将来いくらくらいお金がかかるのか、老後はどれくらいのお金がかかるのかということから考えて欲しいです。低金利時代の今は銀行に預金しても増えません。少しでも豊かな生活をするためには、お金に対して何かしらしなきゃいけないということを理解することです。今20歳だとして、もし30歳までに結婚するとしたら、500万を目標にお金を残して欲しいです。お給料20万円だとして毎月1万円を預金しても、10年で120万円しか残せません。だから、お金にお金を稼いでもらうという勉強や工夫が必要なのです。勉強するかしないかで、10年間で大きく変わってきますから。

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