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#緊急事態宣言解除 #感染症対策は継続 対面授業再開学食に活気

 昨年春から1年半、コロナ禍で授業はオンラインになり、サークル活動も制限され「普通のキャンパスライフ」がかなわなかった大学生たち。9月末で緊急事態宣言が解除され、ようやく対面授業や課外活動が徐々に再開している。学内の学生食堂(学食)にも活気が戻りつつある。学食を訪ね、声を聞いた。

■友達と一緒で笑顔

 「対面授業が増えたので、お昼を挟んだ2限と3限に授業が入っている日は学食が開いていると助かる」。今春移転した札幌学院大新札幌キャンパスの学食「レスト・ユー」で、同大経営学部3年の古山晶子さん(21)が「牛温玉丼」(457円)を注文しながら取材に応じてくれた。

 この日はサークル仲間の同学部3年三上みのりさん(21)とランチ。三上さんは「友達と一緒に食べられるのはいいですね」と笑顔を見せた。自宅で孤食というコロナ下の日常が続いていた。ちなみに三上さんは「チキン竜田丼」(491円)。

 太陽の光が差し込む明るい雰囲気の店内は、おしゃれなカフェのよう。学生や教職員だけでなく地域の人も利用できる。しかし開業から時短営業や長期休業を余儀なくされた。宣言解除を受け、10月5日に営業を再開した。店長の佐藤斉(ひとし)さん(67)は「対面復活が営業の前提。リモート授業で学生がキャンパスに通わない状況が長期に及んで本当に困っていた」と明かす。

■全ての席に仕切り

 学部生、院生、教職員、合わせて約2万2千人が通う北大には大小10の食堂がある。学部棟の食堂は学生限定だが、そのほかは観光客や地域住民も食事を楽しめる。学生たちが「きたしょく」と呼ぶ北部食堂は席数1100、同大で最大規模だ。正午すぎ、ラッシュアワーを迎える。食べたいものをトレーに載せ、最後にレジで会計するスタイルで、行列ができる。全ての席が半透明のパーティションで仕切られ、異様な光景だが、大学生の日常が戻ってきたことは実感する。混み合う店内で「ガリたま唐揚げ丼」(506円)を食べていた工学部2年の鶴見清太朗さん(20)は「これでもコロナ前の半分程度だと思います」。

■バイト代減り節約

 札幌国際大の学食は市街地を見下ろす眺望が魅力だ。アクリル板越しの黙食で少し寂しい。人文学部心理学科2年の稲村柚沙(ゆずさ)さん(19)は「授業はほぼ全て対面になっています。普段は自分でお弁当を作っていますが、きょうは午前中に実習があって忙しかったので」と食堂を利用。アルバイトの収入が減ったので食費を節約しているといい、「学食は500円以下でおなかいっぱいになれる」とも。この日は大きめのハンバーグと卵焼き、サラダが盛られた「ロコモコ丼」(450円)を選んだ。(長谷川賢)

<取材後記> 記事には載せなかったが、苫小牧駒大から名称変更した北洋大にも足を運んだ。気さくな店長が運動部の学生に「午後から練習かい」「食べたいものあれば言って」と話しかけていた。こうした人情味も学食の良さだ。ちなみに北大生協は学生応援企画「100円カレー」を5日まで開催中だ。(K)

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