PR
PR

アサギマダラ1190キロの旅 乙部で放ち、44日後に下関で捕獲

 渡りをする大型のチョウとして知られるアサギマダラの生態調査で、「道南虫の会」(函館)が8月24日に乙部町で捕獲し、羽にマークを記して放した雄の1匹が、44日後の10月7日に1190キロ離れた山口県下関市で再捕獲された。檜山管内で放ったアサギマダラが本州で見つかったのは初めて。

 再捕獲されたのは、同会事務局の対馬誠さん(64)が乙部岳の標高約700メートルの地点で捕獲し、羽に「ハコダテMT63」と記したチョウ。乙部では5匹にマークを付けて放したところ、下関市の愛好家から捕獲の連絡が入った。

 同会は、1999年から2020年までに計2360匹のアサギマダラにマークを記して放ち、渡りのルート解明に向けた調査を続けている。道内で捕獲した個体が本州で見つかったケースはこれまでに10例あるが、檜山管内からの個体はなかった。同会は、今年に入って約200匹を捕獲後に放っており、見つかったのはその中の1匹だった。

 アサギマダラは羽を広げると10センチほどで、道内には5月下旬ごろから南風に乗って飛来し産卵。夏に羽化し、秋には本州へ南下する。

残り:176文字/全文:644文字
全文はログインすると読めます。
北海道のニュースがメールで届く
PR
ページの先頭へ戻る