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<候補走る 衆院選北海道4区>上 大築紅葉氏(38)=立憲新 多様性ある社会目指す

 「紅葉ちゃん、頑張って」。公示翌日の20日、生まれ育った小樽市の街頭で子育て支援策を訴えると、小樽潮陵高で同級生だった女性とその子供が声援を送ってくれた。「故郷の人たちの温かさに支えられている。負けられない」。マイクを握る手に力が入る。

 身長158センチ。積丹の海や羊蹄山の色にちなんだ緑色のズボンがトレードマークだ。与党の支持者にも臆することなく会う様子から、選挙での徹底した「どぶ板戦術」で知られる立憲民主党の鉢呂吉雄参院議員の姿に重なるとして「女鉢呂」の異名まで付いた。

 2カ月前まではフジテレビ政治部記者だった。どんなに忙しくても毎年夏に帰省し、実家がある地域の夏祭りで潮音頭を踊った。人口が減り疲弊していく小樽を「ずっと気にかけていた」。昨年は、新型コロナウイルスの影響で観光客が激減しているのを目の当たりにし、ショックを受けた。

 今年8月、取材対象だった同党から出馬要請を受け、悩んだ末に「今こそ自分の経験を故郷のために生かしたい」と一念発起した。

 最大の政策テーマは「地方創生」。コロナ禍を逆手にテレワークを後押しするなど、首都圏から地方への移住促進策に力を入れたい考えだ。「今が移住者を呼び込む転換点。私はその先陣を切って帰ってきた」。来春には東京にいる夫と子供2人を小樽へ呼び寄せ、新生活をスタートさせる。

 衆院選に小選挙区制が導入された1996年以降、道4区の候補としては最年少で、当選すれば初の女性議員となる。目先の利益ではなく、20、30年後の未来を見据えた政治を目指すといい「いろんな考えや立場の人がいて、みんな違って良い。それを受け止められる多様性のある社会を、新しい世代からつくっていきたい」。(鈴木孝典)

 衆院選が19日に公示され、31日の投開票日に向け、北海道4区(後志管内、札幌市手稲区、西区の一部)の2候補が走りだした。町村部から都市部まで遊説する候補者の表情や戦いに迫った。(届け出順に掲載します)

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