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道南中心に局地的な大雨 八雲町と森町に避難指示 特急など20本運休

 道内は20日、発達した低気圧の影響で、道南を中心に局地的な大雨となった。渡島管内の八雲町と森町には午前7時すぎ、土砂災害警戒情報が発令され、正午までに両町の計789世帯2045人に避難指示が出た。JR函館線の特急12本を含む20本が運休となるなど交通機関が乱れた。

 両町の避難指示は5段階の警戒レベルのうち「危険な場所から全員避難する」ことが求められるレベル4。八雲町では入沢、栄浜、落部3地区の計590世帯1571人に避難指示が出た。落部小と落部中が臨時休校となり、既に登校していた児童・生徒55人が一時、学校にとどまり、残りは自宅で待機するなどした。

 森町は石倉、濁川両地区の計199世帯474人に避難指示が出た。森署によると、同地区の国道5号沿いで、のり面が崩れて木が道路に倒れて一時、片側交互通行となった。けが人はいないという。

 札幌管区気象台によると、雨は日本海側南部や太平洋側西部を中心に、21日にかけて断続的に降り、21日正午までの24時間雨量は多い所で120ミリに達する見込み。後志管内でも雨量が増え、積丹町美国では19日正午の降り始めから20日午前10時までに100ミリとなった。気象台は低い土地の浸水や河川の増水などに注意を呼び掛けている。

 風も強まり、20日の最大瞬間風速は、日本海側南部と太平洋側西部の海上で35メートルと予想されている。

 JRは函館線の森―八雲間の上下線の運転を見合わせた影響で正午現在、函館―札幌間の特急12本などの運休を決めた。函館駅では改札口に設置された掲示板で運休を知り、足止めされた利用者の姿が目立った。大阪から観光で来た会社員上口浩二さん(55)は「札幌経由で明日帰らなければならない。最悪の場合、バスで札幌に向かうしかない」と困惑した表情で話した。

 ハートランドフェリーは檜山管内の江差町と奥尻町を結ぶフェリー1便の欠航を決めた。(水島久美、中村公美)

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