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衆院選 西胆振の有権者の思いは

 衆院が14日解散した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてきた西胆振の人たちも、19日公示―31日投開票の衆院選に向け、様々な思いをめぐらせている。医療従事者や会社経営者、学生にどのような基準で投票先を選ぶか聞いた。(衆院選取材班)

■コロナ対策を着実に 医療関係

 松岡美保子さん(56)=室蘭市=

 保健師として30年働いてきた。医療機関で新型コロナウイルスに対応してきた経験から、政府はもっと地方の医療体制に目配せしてほしいと感じた。

 広大な北海道は、医療体制に地域差がある。比較的充実している胆振管内でも、病院数や人員に限りがあるため、爆発的な感染拡大が起きると、患者の受け入れが難しくなってしまう。新型コロナを巡る医療体制の拡充は都市部が中心だったように感じた。

 ワクチン接種でも地方は、国が急に示す供給情報などに振り回された。現場は「やるしかない」と取り組んだが大変だった。

 新型コロナへの対応を経験し、自分の仕事と政治が結びついていることを強く意識した。衆院選では、新型コロナの経口治療薬など、感染対策を進める政党や候補を見極め投票したい。

■若者の未来に投資を 大学院生

 西島星蓮さん(22)=室蘭市=

 室蘭工業大大学院1年。新型コロナウイルスの感染拡大で、大学への出入りが自由にできなくなった時もパソコンやモニターなどの機器を家に運び込み、研究を続けた。わからない点があってもすぐに教員や先輩に聞けず、理想の研究環境とは違っていた。

 大学院進学を機に、家族への負担を少しでも減らすために、2年間で100万円の奨学金を受けた。奨学金が一部免除される制度もあるが、学生には奨学金返済は大きな負担。将来が不安だ。

 土木工学で防災に役立つ河川の水位予測などを研究している。日本の技術を向上させるためには、学生への支援を充実させることが先決だとおもう。政治には若者が学びやすい環境を整えてほしい。

 若者の未来に投資してくれる党はどこか。見極めたい。

■財政の立て直し急務 会社経営

 松岡正昭さん(68)=室蘭市=

 保冷剤を製造する会社を経営している。新型コロナウイルスの感染による影響を受け、観光地にある取引先の土産店などへの売り上げが減少した。飲食や観光などへの公的な支援はしっかりしてほしいと思う。

 ただ、政府の予算は無尽蔵では無い。国の借金は、新型コロナ関連の支援策でさらに膨らんだと聞き、孫たちの世代にツケを回しながらの経済政策に不安を覚えるようになった。

 各党の公約には消費税の一時的な減税や、金融所得課税の見直しなどが並んだが、財源の裏付けはあるのか。どの政党も選挙に勝つことを優先し、ばらまき政策を掲げているのでは。

 限りある財源でどこを重点的に支援するか見極めてほしい。将来世代の負担を考え、財政立て直しに取り組む政党や候補者に投票したい。

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