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晴天下「信じられない」 死亡の山田さん自費で滑空場整備 美瑛グライダー墜落

 【美瑛、滝川】上川管内美瑛町で12日、モーターグライダーの墜落事故で亡くなった山田広司さん(68)と渡辺正樹さん(69)は飛行歴30~40年のベテランで、道北の大空を自由に飛んできた。「信じられない」。晴れ渡る穏やかな秋空で起きた突然の事故に、空の仲間たちはショックに打ちひしがれた。

 山田さんと約20年の親交がある滝川スカイスポーツ振興協会(滝川)の日口(ひぐち)裕二事務局長(60)は、「非常に残念」と唇をかんだ。

 日口さんによると、山田さんはかつてオーストラリアをフライトの拠点にして日本と行き来していた。同協会も1990年ごろから同国でフライトするようになると、現地で迎えてくれたのが山田さんだった。宿泊場所などさまざまな情報を教えてくれたといい、日口さんは「とても紳士的。英語も堪能で助かった」と振り返る。

 山田さんは滝川を国内での活動拠点にするため約10年前に同協会に入り、年50日程度滞在した。長距離飛行が好きで、北海道の自然を気に入っていたという。

 その後山田さんは美瑛に拠点を移す。16年に美瑛航空協会に入り、翌年に私費480万円を投じ、美瑛滑空場の滑走路拡幅工事を行うなど整備に熱心だった。

 日本滑空協会(東京)などによると、国内のグライダーは今年3月時点で約340機あり、このうち約50機が道内の滑空場を拠点にしている。道内は自然景観に恵まれており、全国のパイロットに人気だ。中でも美瑛には、夏から秋にかけて愛好家が集まる。美瑛航空協会は愛好家らが1978年に設立し、現在の会員数は約30人。3分の1が道外の会員という。

 渡辺さんは…

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