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利用者の目的に応じAI配車 南幌のオンデマンド交通「あいるーと」運行開始

 【南幌】空知管内南幌町は1日、人工知能(AI)の配車システムを使い、利用者の目的地に応じて車両を走らせるオンデマンド交通「あいるーと」の運行を始めた。利用者に送迎の予定時刻を伝え、配車業務の効率化につながるのが利点。町によると、AI配車の実証実験は道内の複数の自治体で行われているが、事業化は初めてという。

 町は巡回バスの利用者が減ったことを理由に9月末で運行を終了。乗り合いのオンデマンド交通に切り替え、ワンボックスカー2台を専用車両として導入。配車業務にAIを取り入れた。

 事前登録した利用者が、電話かスマートフォンで予約すると、AIが乗り合いの人を含めた運行ルートを判断。自宅への出迎えから目的地への到着までの時刻を、オペレーターによる口頭かスマホを通じて教える。

 料金は高校生以上300円、小中学生100円、未就学児は無料。町民以外も利用でき、町内をエリアに平日運行する。夜間と土・日・祝日はタクシー利用を促し、民間との共存を図る。

 初日は19人が利用し、町民の竹山トシ子さん(83)は「持病で車の運転に不安があった。これで免許証を返納できる」と喜んだ。

 町によると、事業費はAI配車のシステム導入に約200万円、車両に約900万円、年間の運行経費は約1600万円を見込んでいる。(土屋孝浩)

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