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遠別出身、36歳の東証1部企業社長 山田翔(やまだ・しょう)さん

 「人に覚えてもらうため」と金髪に染め、社員からは「やましょー」との愛称で呼ばれる。

 人口3千人を切る留萌管内遠別町生まれの型破りな36歳は7月、創業20周年を迎えた東証1部上場のインターネット広告配信大手「アドウェイズ」のトップに抜てきされ、900人以上の社員を率いてネット時代の広告業界の最前線に立つ。

 隣町の天塩高在学時、生徒会の作業で教員から米アップル社製のパソコンを借りた。芽生えた思いは「パソコンで情報を伝える仕事は面白い」。情報系単科の公立はこだて未来大(函館市)に進学し、デザイン学を研究。説明会で偶然目にしたアドウェイズに2007年に入社し、次々と新規事業を手がけた。

 17年、人工知能(AI)を使い、1万以上の広告の中から0・01秒で利用者に最適な広告を選び出す、モバイル機器向けの全自動配信システムを開発し運用を始めた。今年9月、アップル社の広告関連事業パートナーに認定された。

 顧客に対して、高い価値を提供する「価値ファースト」が信条。外見上の劣等感を刺激して商品をネット上で宣伝する「コンプレックス広告」を「収益重視の怠慢だ」と断じ、過去5年間にわたり問題のある広告を排除した。「突然、魅力的なものに出会えるという広告本来の良さを届けたい」と意志は強い。

 信念を貫き、未来大卒業生初の東証1部企業の社長となったが、気負いはない。「小さなマチに生まれても、挑戦する気持ちがあれば道は開ける」と、故郷の後輩たちにエールを送る。東京都在住。(矢野旦)

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