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地方在住の意地 札幌の18歳西川大和 修斗・世界ライト級王者に 目線はMMA世界メジャー<「闘」即是空>

史上最年少で修斗世界王者に輝いた西川(中央)。右隣は父・武彦さん=長尾迪撮影
史上最年少で修斗世界王者に輝いた西川(中央)。右隣は父・武彦さん=長尾迪撮影


 これを快挙と呼ばずになんといおうか。

 9月20日、東京・後楽園ホールで開催された総合格闘技(MMA)の「プロフェッショナル修斗公式戦」。世界ライト級1位で札幌在住の西川大和(18)=西川道場=が王者の川名“TENCHO”雄生(30)=Y&K MMA ACADEMY=を5ラウンド0分43秒レフェリーストップで撃破。見事、第14代王者となった。

■セオリー無視の理由

 勝負を決したのは、西川が見せた前代未聞の攻撃だった。グラウンドで川名の下になった状態から放つパウンド(パンチ)やヒジを打ち込み徐々にダメージを蓄積させ、計3回のドクターチェックの末、レフェリーストップを呼び込んだ。

ガードポジションから強烈な肘打ちを放つ西川(左)=長尾迪撮影
ガードポジションから強烈な肘打ちを放つ西川(左)=長尾迪撮影


 MMAの場合、グラウンド状態で下になっていれば、三角絞めや腕ひしぎ十字固めなどブラジリアン柔術の極めのテクニックが有効だ。西川も2021年5月に行われた太尊伸光(35)=フリー=戦では三角絞めで一本勝ちしている。2020年9月にも西川はこの絞め技で一本勝ちを収めているだけに、川名も相当警戒していた。

 果たして今回も西川は下から三角絞めを狙ったが、対策が十分な川名にかかることはなかった。


 写真:長尾迪(ながお・すすむ)。1962年北海道生まれ。大学在学中より、札幌でフォトグラファーとして活動。アフリカを中心に世界数十カ国をめぐる撮影旅行から帰国後、東京に拠点を移し格闘技、ポートレートなど幅広いジャンルで撮影を開始。初期のUFCやK-1でオフィシャル・フォトグラファーを務める。選手、関係者からの信頼も厚い。

 著作に「アルティメット」(1997年・小学館)、「格闘写真集 FIGHT」(1998年・双葉社)、「ZANZIBAR」(あんず堂)、「那須川天心 フォトブック FLY HIGH」(双葉社)、「初見良昭コレクション 忍者刀」(クエスト)など。2013年にはブラジルで「From Vale Tudo To MMA」を、2014年にはフランスで「MMA, Les plus grandes légendes」をリリース。

 2017年1月から自身のスタジオ「studio f-1成城」を東京・世田谷区に開設。料理とアスリートの撮影に特化したスタジオになっている。

北海道在住で初のMMA王者へ 西川大和 9月20日に修斗世界戦<「闘」即是空>
総合格闘技 札幌の野山を素足で走り回った野性児・西川大和は世界へ一直線 年内に修斗世界王者を狙う
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