PR
PR

⑥集落消滅も視野に 将来像話し合おう NPO法人「ムラツムギ」・田中佑典代表に聞く

 人口減少や少子高齢化という厳しい現実を見据え、消滅の危機にひんする集落の「終活」を提唱する団体がある。NPO法人「ムラツムギ」(東京)だ。過疎地域出身で総務省職員という異色の経歴を持つ田中佑典代表(31)に、活動の意義や思いを聞いた。(聞き手・本庄彩芳、写真は本人提供)

■年間平均60集落が消滅

 ――過疎地の現状をどのように見ていますか。

 「総務省が出した最新のデータでは、全国に6万カ所近くある集落のうち、年間平均60集落が無くなっています。また、2700カ所以上がいずれ消滅すると予想されています。住民2、3人の集落が人口を増やしていけるのかというと難しいし、そもそも住民が人口増を望んでいないかもしれない。それなのに、外部の人間が活性化だ、地方創生だと声高に叫ぶことに対して疑問を抱いてきました」

 たなか ゆうすけ 奈良県生まれ。京都大法学部卒業後、2013年に総務省入り。長野県出向、外務省出向などを経て、今年5月から群馬県に出向。19年3月に有志5人と「ムラツムギ」を設立し、20年にNPO法人化した。
 たなか ゆうすけ 奈良県生まれ。京都大法学部卒業後、2013年に総務省入り。長野県出向、外務省出向などを経て、今年5月から群馬県に出向。19年3月に有志5人と「ムラツムギ」を設立し、20年にNPO法人化した。

 番外編はこれで終わります。10月から新章をスタートする予定です。

残り:2106文字 全文:2492文字
続きはログインするとお読みいただけます。
北海道のニュースがメールで届く
PR
ページの先頭へ戻る