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⑤賢い縮み方へ 不便さどう許容 北大公共政策大学院・山崎幹根教授に聞く

 昨年10月から展開してきた連載「札幌集中のリアル」。最終部の第6部で考察した「まちの賢い縮み方」には、読者からメールやツイッターで多くの反響が寄せられた。「重要な考え方だ」「住民の思いを大切にして」―。届いた声を吟味しながら、本連載に協力してくれた北大公共政策大学院の山崎幹根教授(54)=地方自治論=と、人口減少時代の北海道の「これから」を考えてみたい。(聞き手・金子俊介、写真・石川崇子)

■地域の人口減 直視する人増加

 ――人口減少を直視して縮むという考え方については、意外にも反発より容認の声が目立ちました。

 「人口減による地域の変化を冷静に見る人が増えている表れでしょう。多くの地方の首長や議員が、なお人口維持・増加策に偏っているのと対照的です。サイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)とのギャップが広がっているのではないでしょうか。賢く縮むとは、急激な変化を強制せず、地域自ら『許容可能な不便さ』を設定して生活していくことだと解釈しています。こうした考えを真正面から捉える自治体運営が求められています」

 やまざき・みきね 三重県松阪市出身。北大大学院博士課程単位取得退学。釧路公立大助教授、英国スターリング大客員教授などを経て2019年から現職。
 やまざき・みきね 三重県松阪市出身。北大大学院博士課程単位取得退学。釧路公立大助教授、英国スターリング大客員教授などを経て2019年から現職。

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