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秋、ほんのり薄化粧 日高山脈の絶景撮影

 【日高、平取、帯広】日高山脈の紅葉が深まり、登山客の目を楽しませている。北戸蔦別(とったべつ)岳(1912メートル)周辺に点在する氷河で削られてできたカール(圏谷)も黄や赤に染まっている。

 日高管内日高町千栄のチロロ林道から入山し、沢と尾根を登り6時間。北戸蔦別岳山頂から南には山脈最高峰の幌尻岳(2052メートル)が抱く北カール、戸蔦別岳(1959メートル)のBカール、Cカールが見渡せる。まるで巨大なスプーンが斜面を削ったような地形。日高山脈襟裳国定公園の国立公園昇格内定の決め手となった原始の姿が広がる。

 カールの紅葉はダケカンバやイタヤカエデの黄、ナナカマドの赤が目立つが、チングルマやウラシマツツジなど高山植物の葉も真っ赤に染まっている。

 日高山脈は谷が深く尾根は急峻(きゅうしゅん)。登山道の整備も難しく、山頂まで長時間を要する。5年前の台風10号で多くの林道が崩れ、今も登頂困難な山が多い。チロロ林道ルートは台風被害を逃れたため、日本百名山の最難関とされる幌尻岳に向かうルートとして登山者が集中。遭難がここ数年相次ぎ、昨年10月と今年6月には道外の登山者が北戸蔦別岳付近で遺体で見つかった。十分な下調べと装備が必要だ。(小林基秀)

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