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ワクチン正しく理解を 医師ら結束し情報サイト「こびナビ」 最新研究吟味し発信

 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、国内外の有志の医師ら約30人が情報発信サイト「こびナビ」を開設し、正確でわかりやすい情報の提供に取り組んでいる。インターネット上でデマや誤情報が飛び交う中、海外の研究論文なども踏まえた最新情報を公開しており、1日のアクセス数は約2万件に上る。「誤った情報に振り回され、命を失ってほしくない」―。医療に関わる専門家たちの使命感が、ボランティアでの活動を支えている。

 「コロナに感染すれば間違いなく、一定の割合で死ぬ人が出る。ワクチンについて正しい情報に巡り合えず、感染したり、周りを感染させてしまう悪循環を食い止めたかった」。こびナビ運営団体の事務局長を務める耳鼻咽喉科の医師黒川友哉さん(36)=千葉大病院=はサイト開設の理由をこう強調した。

 サイトは2月上旬、新型コロナやワクチンに関する情報を会員制交流サイト(SNS)で発信していた医師ら7人が中心となって開設。団体名でもある「こびナビ」には、新型コロナの正式名称「COVID(コビッド)―19」に関する正確な情報の「ナビゲーション(案内)役」を担うという決意を込めた。

 メンバーの専門分野は感染症やウイルス学、公衆衛生や医療行政など幅広く、米国在住者もいる。コロナ禍前には、大半が互いを知らなかったが「一つの論文に関してもより多くの専門家で議論し、発信内容を練った方が良いものができるはずだ」との思いで一致。知人の専門家を誘い合い、北大医学部卒や道内の民間病院にいたこともある医師ら約30人が集まった。

 こびナビのメンバーが最も重視したのは、情報の正確さを点検する「ファクトチェック」だった。米国の疾病対策センター(CDC)や欧州の政府系機関、国際的に信頼度の高い専門誌に掲載された医学論文などを複数のメンバーが翻訳、点検し、日本の厚生労働省の情報も加味した上でサイトに公表した。

 こびナビのサイトはhttps://covnavi.jp/

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