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留辺蘂のSL、老朽化顕著 20年補修されず 市教委「何とかしたい」が予算なく

 北見市留辺蘂町旭中央の仲よし公園に保存されている蒸気機関車(SL)「D51 311号」の劣化が目立っている。野ざらしで補修されない状態が長年続き、車体のサビや破損が著しい。近隣住民からは「みすぼらしい」との声も上がるが、所管する市教委は、予算や担い手の確保などもあり対応を決めかねている。

未補修の状態が続く仲よし公園にあるSL「D51 311号」。傷みが激しく、内部への立ち入りはできない
未補修の状態が続く仲よし公園にあるSL「D51 311号」。傷みが激しく、内部への立ち入りはできない


 SLは1939年(昭和14年)に製造され、石北線の旭川―北見間で活躍した。75年の引退と同時に旧国鉄が旧留辺蘂町に無償貸与した。幅約3メートル、高さ約4メートル、長さ約20メートルと存在感があり、多くの市民らの目を楽しませてきた。

 市教委留辺蘂教育事務所によると、かつては5年ほどの間隔で外装を塗り直していたが、「予算がない」ことから、2001年を最後に行われていない。老朽化は国道39号から見ても目立っており、公園近くに住む70代男性は「まちのシンボルになり得る存在なのにもったいない」と憤る。

 「JR北海道労組遠軽支部OB会」の会長で、遠軽町内に展示されているSLの清掃活動に参加する高橋登美男さん(74)=遠軽町=は「年1回でも磨き上げれば車体の輝きは違うが、長く風雨や雪にさらされると塗装がはがれやすい」と指摘する。

 市内では他に、SL広場(栄町)と三治公園(南仲町)でもSLなどが展示されている。こちらは市教委文化財課が委託して手入れをしているという。

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