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安楽死寸前からデビュー ジェイミラクル「奇跡」の馬 目指せ初勝利

 安楽死寸前だったばん馬が人工保育を経て元気に成長し、競走馬デビューを果たした。

 2歳の牝馬「ジェイミラクル」は帯広市泉町のばん馬生産育成牧場「ばんえい牧場十勝」で2019年3月に生まれた。逆子で鼻が曲がり、自力で立てなかった。競走馬を生産する牧場としては育てられず、安楽死が検討された。安楽死の準備中に立ち上がり、厩務(きゅうむ)員の寄木由紀さん(37)らが「生きている限りは育てよう」と人工保育を決めた。

 「マギー」と名付けられ、夜も交代で2時間おきにミルクを与えた。鼻は半年ほどでまっすぐになった。寄木さんはそんなマギーの当時の課題を「“馬”として生きること」だったと振り返る。人に慣れすぎないよう、ポニーを馬房に入れるなど工夫したが、人が好きになっていた。

 転機は同年秋。親離れした子馬の群れに入れた。戸惑いつつも徐々に慣れ、馬らしくなっていった。そして、ソリを引いて適性を見る「初がけ」や、坂を上る練習、帯広競馬場での能力検査と成長の階段を一つずつ上り、寄木さんが「想像もできなかった」という競走馬デビューを果たした。

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