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IT技師への夢後押し 学生ら対象育成プロジェクト 札幌の若手起業家ら 地域に眠る人材発掘

 札幌の若手起業家らが、ITエンジニアを志す高校生や大学生らが技術を学びながら交流するプロジェクトを今夏に立ち上げた。企業と連携した実践的なプログラムを通して、次世代のIT人材の育成を目指す。

 10代のメンバーで昨春に創業したイレンカコタン合同会社(札幌)と、札幌出身の岸本真行さん(48)が代表を務めるコミュニティアンドプロジェクトグループ合同会社(東京)が7月から始めた。共にIT技術を活用した教育分野やまちづくり事業などに取り組んでおり、伸びしろのあるIT人材を育てたいという思いを込めて「未完プロジェクト」と名付けた。

 現在は札幌を中心に高校生や大学生ら約50人が参加する。活動の軸は、通信アプリ「ディスコード」の音声チャットを使った週1度の勉強会で、イレンカコタン執行役員でエンジニアの西村航さん(19)らがサポートしながら、参加者がウェブページやゲームのプログラミングに取り組む。西村さんは「分からないことを聞き合い、手を動かしながら交流している」と話す。

 東京の企業などで活躍するエンジニアのオンラインのトークイベントも月1度開いており、プロジェクトのサイトも立ち上げてIT業界の現状を解説する記事なども配信している。

 札幌や近郊にはITを学べる大学や専門学校が数多くあるが、イレンカコタン代表の種市慎太郎さん(20)は「学校の枠を超えて交流できるコミュニティーが少ない」と感じていた。中学時代からパソコンを自作し、プログラミングを独学した西村さんも「周囲に教えてくれる人がいなかった」。そのような思いから、学生向けのプロジェクトを立ち上げた。

 今後は、製品化を視野にしたゲーム開発などもプロジェクトに取り組む予定。種市さんと西村さんは「製品を作り上げていく上ではコミュニケーション能力も必要。実践的に学ぶ場にしたい」と話す。札幌出身という縁で参画したコミュニティアンドプロジェクトグループの岸本さんが今後、参加者に企業のインターシップなどを橋渡しする。岸本さんは「地域に眠る若手人材を発掘したい」と話す。

 プロジェクトは随時参加でき、参加無料。希望者はサイト(https://www.mikan-prj.com/)から申し込む。(門馬羊次)

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