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①プロローグ 人口増は幻想? 賢い「縮み方」は


■5千人減からU字回復 強気の目標

 そのグラフはU字形の放物線を描いている。札幌の隣町、石狩管内当別町の人口ビジョンだ。7月1日現在の人口は1万5491人。ピーク時の1999年から約5千人減ったが、約40年で2万人にするという。一体どうやって―。


 7月の町長選で当選した後藤正洋新町長(66)に聞くと、こう意気込んだ。「札幌の隣という地の利があり、移住への関心も高い。教育の質を上げ、子育て世代を呼び込むなど施策を磨いて潜在力を生かせば回復できる」。強気の目標を設定した宮司正毅前町長(78)の思いを継いだ。

当別町長選で第一声を上げる後藤正洋氏(右)。集まった人々は人口減対策などの
施策に耳を傾けた=7月13日
当別町長選で第一声を上げる後藤正洋氏(右)。集まった人々は人口減対策などの 施策に耳を傾けた=7月13日


 町民からは「人口が増えるわけない」との異論も相次いだが、宮司前町長は「町の発展には消費力の向上が不可欠。そのためには人口を増やさなければならない」と訴えた。「新たな宅地造成も進んでいる。社会減は年々減り、近くプラスに転じる」とみて、事務方が作った目標を大幅に上方修正したという。

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