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高齢者接種「完了」10市 道内12市調査 札幌・室蘭は5割台

 北海道新聞は2日、道内人口上位12市を対象に65歳以上の高齢者の新型コロナウイルスワクチンの接種状況(7月末時点)をまとめた。政府が目標としてきた7月末で「完了した」と答えたのは10市で、未了とした札幌市と室蘭市は2回目の接種を終えた人の割合が50%程度にとどまり、完了は8月以降にずれ込むとした。国からのワクチン供給が滞ったことなどが影響している。

 国は「完了」の定義を示しておらず、各市の判断基準もさまざまで、高齢者人口や希望者の一定割合が接種を終えれば「完了」とする自治体が多い。

 本紙の調査では、完了したと答えた10市のうち、2回目の接種率が最も高いのは千歳市の76・5%で、小樽市の75・5%、釧路市の74・0%が続いた。千歳市は「関係機関の協力で個別接種を実施する医療機関が開始当初から3倍以上に増えた」と説明した。

 2回目の接種率が50%台にとどまったのは未了とした札幌市と室蘭市の2市のみ。6月下旬以降、国からのワクチン供給は自治体の希望量を下回る状況が続いており、札幌市は「接種能力に見合う供給がなかった」と答えた。

 室蘭市は「供給遅れは影響しておらず、順調に進めたという認識だ。完了していないことは事実だが、接種率は8月以降に伸びてくる」とした。

 全道の1日現在の高齢者の接種率は1回目が84・6%、2回目は67・7%。道は「1回目が8割を超え、完了のめどはついている」としている。(岩崎あんり、阿部里子)

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