PR
PR

序盤の東京五輪 浮かんだ課題に対応を

[PR]

 新型コロナウイルスの流行下に開幕した東京五輪は、大半の会場が無観客で競技が続いている。

 日本勢はきのうまで、連日の金メダル獲得に沸いている。

 柔道は阿部一二三と詩の兄妹ら計4個と好調だ。スケートボード女子で13歳の西矢椛(もみじ)が日本選手メダリストの最年少を更新し、五輪の歴史の一ページを飾った。

 コロナ禍の困難な環境を克服しての快挙に称賛を送りたい。

 しかし、心配される感染状況は五輪開幕後も東京を中心に全国で悪化の一途をたどっている。

 感染の拡大源としないことがこの大会の最大の課題だ。暑さ対策も浮き彫りになっている。

 大会組織委員会は適切な対応に努め、安全安心な大会運営に徹しなければならない。

 心配なのが、選手や大会関係者に陽性判明が続出している点だ。

 今月1日以降の陽性者は約150人に上っている。組織委は選手村での隔離の徹底など、万全の措置が実行されているのかどうかいま一度点検する必要があろう。

 選手や大会関係者を外部と遮断するバブル方式は宿泊先などで十分機能していない。行動ルールを定めたプレーブックは事実上骨抜きになっていると指摘される。

 不備な点は直ちに見直し、対策の実効性を高めてもらいたい。

 東京―静岡間の自転車のロードレースでは、自粛要請にかかわらず沿道に観戦者が詰めかけた。

 札幌での競歩・マラソンで同様の事態が起きないよう、道や札幌市などは沿道での観戦自粛を繰り返し呼びかける必要がある。

 当初から懸念された猛暑対策への不満が選手から相次いでいる。熱中症で倒れる選手も出た。

 テニスでは途中で休憩が取れる特別ルールが導入された。選手の健康を第一に考えた弾力的な対応が欠かせない。

 東京都に緊急事態宣言が発令されて2週間がたったが、都内の新規感染者数は増加ペースが加速し宣言の効果が見られない。きのうは月曜として過去最多だった。

 働き盛りの50代以下の年代の感染が目立つ。重症者が増え、重症病床の使用率も上昇している。医療の逼迫(ひっぱく)が懸念される。

 五輪が祝祭ムードをもたらし、人出の増加や感染対策の緩みにつながっている可能性がある。

 不要不急の外出は自粛し、混雑している場所や時間を避けて行動する―。

 こういった感染防止の基本を改めて徹底する必要がある。

試合速報・結果
  • プロ野球
  • Jリーグ
  • サッカー代表
  • 大相撲
  • 甲子園
  • ゴルフ
  • 大リーグ
  • Bリーグ
スポーツ情報メガ盛り メガスポ
PR
ページの先頭へ戻る