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ジャパン・グレートビア・アワーズ金賞の「網走ビール」工場長 條将之(じょう・まさゆき)さん

 クラフトビールの味を競う「ジャパン・グレートビア・アワーズ2021」(日本地ビール協会主催)の「ゴールデン・ブロンドエール」部門で、道内で唯一金賞に選ばれた「ゴールデンエール」を開発した地ビール製造の「網走ビール」(網走市)の工場長。網走産の大麦を使い、1年ほどかけて開発した。「納得がいくまで試作を重ねた商品。受賞は自信になった」

 横浜市出身。広大な北海道に憧れ、東京農大生物産業学部(網走市)に進学。地ビールブームを受け、1998年に設立された網走ビールに立ち上げからかかわり、そのまま入社した。だが、ブームは下火となり、会社は2006年に民事再生法を申請。「自分の思いを形にできなかった」と挫折を味わった。

 会社は07年にカラオケチェーン道内最大手のタカハシ(網走市)が経営を引き継ぎ、流氷をモチーフにした青色の発泡酒「流氷ドラフト」を企画。08年に販売すると、半年で10万本を売るヒット商品となった。その後も緑色の「知床ドラフト」など地域性を生かした他社にない商品を次々に開発。年約100万本を出荷するまでになった。

 海外銘柄も含む国際大会「インターナショナル・ビアカップ2020」(同協会主催)の「ベルギー・ホワイトビール」部門でも、同社の「ホワイトエール」は銀賞に輝いた。

 自宅でも国内外のクラフトビールを取り寄せ、飲み比べるなどして日々研究を重ねる。「色や味、香りの良さを追究し、地域に貢献できる商品を出したい」。46歳。(尹順平)

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