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札幌オフィスビルに投資熱 「期待利回り」18都市で唯一改善

 札幌のオフィスビルへの注目度が高まっている。日本不動産研究所(東京)がまとめた4月の不動産投資家調査によると、生損保や資産運用会社など不動産売買のプロの購入意欲が反映されるオフィスビルの「期待利回り」について、札幌が全国の主要18都市の中で唯一、半年前の昨年10月より低下した。不動産の値上がりや安定した賃料収入が見込めるほど下がるため、ビルの建て替えが相次ぐなど札幌の堅調なオフィス需要を反映したものと言えそうだ。

 不動産の利回りは、対象物件の購入価格に対し、毎年得られる賃料収入の割合がどれだけあるかを示す数値。期待利回りは「これだけの利回りが確保できなければ、その物件は買わない」と投資家が判断した利回りの水準で、物件の収益性が高いと見なされるほど下がる。逆に投資リスクが高いとみなされれば上がる仕組みだ。

 同研究所によると、札幌の4月のオフィスビルの期待利回りは、前回調査(昨年10月)に比べて0・1ポイント低い5・3%だった。これは国内景気が堅調で、不動産への投資意欲も旺盛だったリーマン・ショック前の2007年10月(5・7%)の水準も下回り、過去20年間では最低。これに対し、「東京・丸の内、大手町」「大阪・御堂筋」「福岡」など、札幌以外の主要17都市の4月の期待利回りは前回調査に対してすべて横ばいだった。

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