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総合格闘技 札幌の野山を素足で走り回った野性児・西川大和は世界へ一直線 年内に修斗世界王者を狙う<「闘」即是空>
札幌在住の格闘家・西川大和(18)=西川道場=が注目を集めている。昨年5月からは総合格闘技の老舗、修斗に参戦するや4連勝をマーク。5月16日には修斗の元環太平洋王者・大尊伸光(34)=野田ボディビル同好会=から一本勝ちを収めた。
試合後、試合場を囲むケージ(金網)の一番上に登った西川はほえた。
「(修斗の)世界チャンピオンの川名(川名TENCHO雄生)選手、僕とタイトルマッチやってください!」
■親子鷹として
西川の父・武彦さんは日本の総合格闘技の礎を築いた「修斗」を創設した初代タイガーマスクこと佐山聡さんの門下生。プロデビューするまでは至らなかったが、北海道に戻って大和が生まれると、幼少時から鍛え上げた。
1日100本の木登り、錘(おもり)を背負ってのはだし歩き、川の流れに逆らっての逆走行などユニークなトレーニング方法は周囲から注目を集めた。
写真:長尾迪(ながお・すすむ)。1962年北海道生まれ。大学在学中より、札幌でフォトグラファーとして活動。アフリカを中心に世界数カ国をめぐる撮影旅行から帰国後、東京に拠点を移し格闘技、ポートレートなど幅広いジャンルで撮影を開始。初期のUFCやK-1でオフィシャル・フォトグラファーを務める。選手、関係者からの信頼も厚い。
著作に「アルティメット」(1997年・小学館)、「格闘写真集 FIGHTS』(1998年・双葉社)、「ZANZIBAR」(あんず堂)、「那須川天心 フォトブック FLY HIGH」(双葉社)、「初見良昭コレクション 忍者刀」(クエスト)など。2013年にはブラジルで「From Vale Tudo To MMA」を、2014年にはフランスで「MMA, les plus grandes légendes」をリリース。
2017年1月から自身のスタジオ「studio f-1 成城」を都内(世田谷区)に開設。料理とアスリートの撮影に特化したスタジオになっている。