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背中に乗られ「もう終わりだ」 75歳男性、襲われた瞬間を語る 札幌の住宅街にクマ

 「もう終わりだと思った」。18日早朝に札幌市東区でヒグマに襲われ、軽傷を負った会社員小笠原敏師さん(75)が北海道新聞の取材に対し、被害の状況を生々しく語った。

 小笠原さんは午前5時半ごろ、ごみを捨てるために自宅を出た。50メートルほど先にあるごみステーションに行き、自宅に戻ってきたところ、幅1・5メートルほどの隣家との間にヒグマがいて、自分の方に向かってくるのが見えたという。

 驚いて振り返り、2、3歩走ったところで足がもつれ、前のめりに倒れた。後ろからクマが背中に覆いかぶさり、腰のあたりにクマの足が押し付けられた感覚があった。「頭が真っ白になり、生きた心地がしなかった」。もうだめだと思った瞬間、クマが自分を乗り越え、走っていくのがわかった。顔を上げた時、もうクマの姿はなかった。

 何とか自宅に戻ると、長女(46)が救急車を呼んでくれた。襲われた瞬間は痛みを感じなかったが、病院で腰のあたりにクマの爪が2本刺さったような傷があると言われた。着ていた紺色のTシャツにはクマの足跡が残り、白い肌着は血がついていた。すぐに自宅に戻ることができたが「いつもは午前6時にごみ捨てに行くが、きょうは30分早く目が覚めた。そのせいで、まさかこんな目にあうとは」と話した。(金子文太郎)

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