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#学生モニターの声 #4、5月の紙面から 「未知の分野 新聞で興味」

 道新夢さぽには紙面を支えてくれる学生モニターがいる。記事を読んで共感や疑問、意見などを寄せて内容の充実に協力してくれる人たちだ。今回初企画として4月と5月の紙面から反響が大きかった記事を中心に5本選び、学生の率直な声を紹介する。(青山実)

そうなのねゼミ2 #ジェンダー論(4月21日)
(内容)ジェンダーとは生まれた後に社会の中でつくられる性差、性別による役割分担、ものの見方、考え方のこと。偏見が無自覚に拡散され、再生産されている。それに気付くには学び続けることが大事。

■認識をアップデート

 ジェンダー論は注目度が高いテーマで、活発な意見が寄せられた。北星学園大4年の宮崎歩美(あゆみ)さん(21)は「私自身も個人的に関心のある社会問題」とした上で、記事の中にあった「気づかなければ何も変わりません。気づくには学ぶしかない。学び続けることで認識がアップデートされていきます」という部分に触れて、「ジェンダー平等を当たり前にするためにもっと広められるべき言葉です」と強調した。

 言葉の問題として記事では「嫁」という言葉が夫の側の家に入る意味があり、優位性を誇示するものと例示した。これについて札幌学院大3年の三上みのりさん(20)は「私は将来『お嫁さん』と呼ばれたらうれしい」と思いを語り、「すべての人に今から『嫁という言葉は差別につながるから使うな』というわけではなく、その言葉には異性婚を前提にしている部分がある、今は使ってもいい場面なのか、と自分で考えられるようにならなくてはいけないと思いました」と指摘した。

◇#コロナ下の合同新歓 #教員目指す学生(5月5日)
(内容)4月に札幌市内で開かれた「教育系合同新入生歓迎会」。そこに集まった学生たちになぜ先生を志すのか理由を尋ねた。それぞれ恩師や子供たちとの心に深く残る出会いがあった。

■先生は大きな存在

 感想では多くの学生が自らの先生との出会いに触れていた。北海道文教大3年の小笠原沙綾(さや)さん(20)は「子供にとって学校で出会う先生はこれからの人生を変えるくらい大きな存在で、私自身も中学・高校の先生に感謝しています」と振り返る。教員をめぐる環境が厳しくなっていることについては「支えとなるようなコミュニティーが学校の外でももっと増えてほしい」と民間の教育支援団体とのつながりに期待を寄せる。

 札幌大3年の船橋実玲(みれい)さん(20)は「自分が進む道には絶対に自分に必要不可欠な人がいます。その出会い一つ一つを大切にしていきたいと感じました」と思いを新たにした。この記事に関連してどうしん電子版には北教組による教員の労働実態調査の結果などを掲載した。船橋さんはそれにも触れて「こんなにも家に持ち帰りの労働があると休む時間がなくなってしまうと思いました。改善されていくことを願います!」と、国などに教育現場の改革にもっと力を入れてほしいとの思いを募らせた。

◇そうなのねゼミ3 #eスポーツ論(5月19日)
(内容)スポーツの語源は「気晴らし」「娯楽」。eスポーツとは特定のルールのもとで人と人とが対戦し、勝ち負けを決めるゲーム。2018年が日本の「eスポーツ元年」で、道内でも愛好者が増えている。

■新時代の娯楽として注目

 この記事ではスポーツのとらえ方が変わったとの声が多かった。小樽商大1年の井土陽(いどみなみ)さん(18)は「年代や性別、障がいの有無に関係なく行える娯楽ということで新時代が訪れたと思う」と新たなスポーツの登場を歓迎する。ただ、eスポーツという言葉が20年ほど前から使われ始めたことについては「これまでにどれくらいの人が存在を知っていたのか疑問に思った」とし、「現在までのeスポーツの選手数の推移は」と気になる点を挙げていた。

 北大2年の鈴木結衣(ゆい)さん(20)は「eスポーツというとレベルの高い人しか入れないような専門的なイメージがあったが、想像以上に広義でみんなに開かれているということで、ぐっと親しみやすくなった」と受け止めた。さらにこの記事をきっかけに新聞の特長にも言及し、「未知の事柄でそれまであまり興味を持っていなかった分野でも、見出しや図表にひかれて、スーと読むことができて理解を深められるのは新聞のいいところだなと思った」と評価していた。

◇<藤山博史のぶっちゃけ話>「同じで違う」Z世代の処世術(5月5日)

■ニューノーマルな感覚

 この記事は北海道博報堂「新どさんこ研究所」の研究員の藤山博史さんが執筆しているコラム。Z世代とは1990年半ば以降に生まれ、インターネットが当たり前の世代。藤山さんは「みんなと同じでありたい」、でも「周りと違う自分でありたい」という二律背反が特徴と考える。

 学生たちからは「共感しました」との声が相次いだ。その一人の北海学園大4年の鈴木凌介(りょうすけ)さん(22)は「みんなが持っているものは持っていたい。でも周りと違うことをしてみたいといった独立精神のようなものを持っている。一見、矛盾を感じる状態ではありますが、それがニューノーマルなのかと感じました。人として普遍的なものを持ちつつ、自分のやりたいこと、できることは唯一無二なものがあるといった感じでしょうか」と自らの言葉で同世代を分析した。

◇<夢さぽピックアップ>就活応援コラム「青山夕香の自分を高く売る方法」コロナ禍での就活~実例Q&A(4月7日)

■学生側の対応を再確認

 夢さぽピックアップはどうしん電子版の掲載記事の中から、学生に役立つ記事を夢さぽ担当者が選びミニ解説を付けている。ツイッターとも連動。この日紹介したのは企業研修講師の青山夕香さんが就活の体験談を学生に聞いたインタビュー記事。これを読んだ弘前大4年の我妻(あづま)竜治さん(21)は「今年はオンラインと対面のハイブリッド。オンライン面接では呼吸の合わなさに苦戦しています。まずはこちらからの情報量を増やすなどサインを大げさにする必要があることを再確認しました」との感想を寄せた。

 学生モニターの声は今後、下段のコーナー記事の一つとして随時掲載します。

<ことば>道新夢さぽ 大学生、大学院生、高専生、専門学校生を対象に2016年6月から始まった特集紙面。当初は就活を中心にしていたが、現在は学業や奨学金問題などにも幅を広げて「学生のための生活面」の性格を強めている。掲載は毎月第1、第3水曜日。学生モニターには道外も含めて12大学・1専門学校の学生30人が登録。

<取材後記> 学生モニターには掲載ごとにアンケートを送っている。回答の中にはこちらの固定観念を打ち破る新鮮な視点や時には手厳しい指摘もあり、読むとき実はいつもドキドキ。回答を基に次のテーマが決まることも度々ある。学生の声は夢さぽの土台であり、宝だ。それはこれからも変わらない。(青)

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