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拿捕漁船、稚内に帰港 ロシアに2週間、14人安堵の表情

 【稚内】稚内市沖でロシア国境警備局に拿捕(だほ)され、サハリン州コルサコフに連行された稚内機船漁協所属の底引き網漁船「第172栄宝丸」(160トン、渡辺大介船長ら14人乗り組み)が11日午前6時10分ごろ、稚内港に戻った。乗組員14人の健康状態に問題はないという。船上で検疫が行われ、新型コロナウイルスのPCR検査で全員の陰性が確認され、帰港から約5時間後に下船した。

 栄宝丸が稚内港に接岸すると、小樽検疫所の職員が船上で検疫を行った。検査終了後、船を所有する泉漁業部(稚内)の泉浩輝社長が乗り込み、ねぎらいの言葉を掛けた。ジャージー姿などの乗組員は衣類などを詰めた手提げ袋を手に、ホッとした表情で船から下り、出迎えた稚内機船漁協の職員らと握手したり、抱き合ったりしていた。取材陣の呼びかけに、「元気です」「家に帰ることしか考えられない」と答える乗組員もいたが、多くは「答えられません」と言葉少なだった。乗組員は下船後、感染対策として自宅で2週間の自主隔離に入る。

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