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JR北海道の全線区、赤字最悪841億円 20年度 道新幹線は144億円

 JR北海道は4日、2020年度の線区別収支を発表し、北海道新幹線新青森―新函館北斗の赤字額は144億2900万円と初めて100億円を超えた。過去最悪だった前年度の93億4700万円から50億円以上膨らんだ。全線区の営業損失は841億5900万円で、7年連続で赤字を計上。赤字額は前年度より289億7600万円悪化し、過去最大を更新した。

 新型コロナウイルス禍で観光や出張利用が減少し、売上高に当たる営業収益は前年度比46・6%減の413億3900万円だった。

 札幌圏4線区の営業損失は178億7800万円で、前年度より156億1800万円悪化した。札幌―新千歳空港の「快速エアポート」を含む千歳・室蘭線白石―苫小牧では、1日の輸送密度が2万4千人と前年度からほぼ半減した。

 札幌圏以外でも赤字が拡大し、石勝・根室線南千歳―帯広では前年度より16億4800万円、函館線岩見沢―旭川では21億3500万円膨らんだ。

 国や自治体の支援を前提に存続を目指す8線区は、修繕費が減った根室線滝川―富良野、日高線苫小牧―鵡川、富良野線富良野―旭川の3線区で赤字幅が縮小したが、8線区全体では2億5900万円悪化の134億6900万円だった。

 JRは国の監督命令に基づき、19年度から設定している経営改善目標の達成状況も発表。20年度はコロナ禍で設定を見送った6項目を除き、コスト削減など全4項目で目標を達成。JR単体のコスト削減額は4億9千万円で、業務委託の見直しなどにより目標を2億6千万円上回った。

 21年度の目標は、鉄道運輸収入を20年度比で約130億円多い489億円とすることや、100億円以上の運転資金を確保するなど9項目を新たに設定した。(堀田昭一)

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