PR
PR

旭川の高齢者接種、初日は千人 重いアレルギー反応なし 8月中旬完了見込み

 旭川市の一般高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの医療機関での接種が24日、始まった。市内で接種を受け付ける約100医療機関のうち、初日は約60の医療機関で行われ、75歳以上を中心に約千人が接種した。市保健所によると、重いアレルギー反応のアナフィラキシーの報告は同日夜までになかった。市は29日に始める集団接種と並行し、ワクチンを希望する全高齢者の接種完了を「8月中旬」と見込む。

 市中心部の岩田病院では、予約した6人が訪れた。同病院の医師が予診で持病やアレルギー発症歴、当日の体調などについて聞き取りし、問題ないと判断した上で注射に進んだ。

 インフルエンザ予防接種の皮下注射とは違い、コロナワクチンは肩近くに深く針を刺す筋肉注射。同病院に通院する三瓶(さんぺい)仁さん(75)は「インフル注射の痛みが10としたら今回は5くらい。予想より痛くなかったよ」とホッとした様子。同様に大久保秀隆さん(95)は「畑仕事や買い物に出かけやすくなる。茨城県に住む息子としばらく会えてないので、再会に向けて安心できる」と話した。

 使用するファイザー製ワクチンは海外の臨床試験で感染予防効果が95%とされ、接種後はアナフィラキシーや副反応に備え、原則15分以上は健康状態を観察する必要がある。待合室で様子を見た6人に異常はなく、そのまま帰宅した。

 同病院では毎週60人のペースで接種する計画だ。自身も既に接種した岩田豊仁院長(56)は、これまで医療従事者100人以上にコロナワクチンを注射した経験から「旭川でも感染が拡大する中、集団免疫の獲得に貢献したい」と話した。

 市内の高齢者は約11万8千人。このうち約千人は特別養護老人ホームの入所者で、4月下旬から先行接種を進めている。それ以外の一般高齢者は今回の開始1週間(24~30日)で、約80医療機関で約7700人が接種する見込み。市は今後の集団接種に加え、医療機関に休日の接種も依頼し、8月末としていた接種完了を2週間早めたい考え。

 予約はそれぞれのかかりつけ医に電話で申し込む。かかりつけ医がいない人は毎週火曜に、集団接種を希望する人は隔週火曜にコールセンター(電)0166・25・3501か市ホームページで予約する。次回予約は25日午前8時45分から。まずは75歳以上が対象で、65歳以上は6月8日から。(小林史明)

【関連記事】
函館で集団接種予約再開 電話殺到、昼までに定員に
札幌で一般高齢者向け接種開始 旭川、小樽、岩見沢も
登別市ワクチン接種手続き、職員が補助 ネット予約困難者向け、窓口に行列
道南の接種拡大へ送迎で後押し バスや車活用/タクシー割引
札幌ワクチン接種予約 「先着順」に高齢者困惑 300回空振り

PR
ページの先頭へ戻る