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標津ニシン、春の主役に 不振の秋サケ上回る漁獲量 数の子用選別で安値改善へ

 【標津】根室管内標津町の標津漁協で、ここ数年、ニシンの漁獲量が急激に伸びている。今年は4月末で昨年の累計を超える2893トンに上り、マチを支える秋サケ漁の不振に苦しむ町内の漁業関係者から「春の新しい資源に」と期待の声が上がる。課題となっている浜値の安さを改善しようと、漁業者は数の子の取れる雌を選別して出荷するなど、価格の向上に向けた取り組みを進めている。

 「今日は少ないね。群れがどこかに行ってしまった。でも見て、網に卵がびっしり。引き揚げる時は重くて大変だよ」

 4月28日午前4時半。国後島の向こうに日が昇ってきた。野付半島付け根の外海。第28共成丸(16トン)の乗組員が、仕掛けていた小定置網と底建網(そこだてあみ)から魚のたまる「金庫網」を引き揚げると、ビチビチと音を立てニシンが揚がってきた。

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