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まん延防止「遅すぎる」 道、札幌市要請で一致

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 「遅きに失した」「効果のある対策を」―。新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、道と札幌市が国の「まん延防止等重点措置」の適用を要請する方針を決めた3日、札幌市民や医療従事者からは、より迅速な対応を求める声が相次いだ。市内の飲食店は4月27日から午後9時までの営業時間短縮要請を受けているが、さらに1時間前倒しされる見通し。飲食店主らからは「時短が長引けば、一層きつくなる。厳しくても短期間で効果の出る対策にして」との声も漏れた。

 「感染者がここまで増える前にやるべきだった。最近は『自粛慣れ』で、マスクを着けていない人も見かける」。札幌市豊平区の会社員進藤幸義さん(60)は3日、道と札幌市の対応に苦言を呈した。札幌市の新型コロナの新規感染者数は2日、過去最多の246人を記録。道内全体も最多の326人に達し、人の移動が増える連休後のさらなる感染拡大も懸念される。

 軽症・中等症のコロナ患者を受け入れるKKR札幌医療センター(札幌)の磯部宏院長(65)は「ウイルスはすでにまん延している。緊急事態宣言を出す段階だ」と指摘。同センターでは、コロナ患者用の病床20床を上回る感染者を受け入れざるを得ない状況が続いており、「これ以上は無理だという現場に、何とか頑張ってもらっている状態だ」と危機感を訴えた。

 道と札幌市はまん延防止措置の適用を待たず、市内の飲食店への時短要請を午後9時から同8時に前倒しする方針。酒類提供は午後7時までになる見通しで、北区の地下鉄南北線北24条駅近くの居酒屋で働く松永功太さん(33)は「時短営業で給料の2割減を言い渡された。さらに減らされるかも」と嘆いた。

 ススキノ地区で居酒屋を経営する木村正美さん(58)は「行政の中途半端な対応で時短期間が延びれば延びるほど、ダメージは大きくなる」と述べ、4月中旬からまん延防止措置が適用されるべきだったと主張。「感染者が増えれば、しわ寄せは飲食店に来て、ススキノが悪者扱いされる。それなのに5日に札幌で東京五輪のマラソン・競歩のテスト大会が行われるのは、どう考えてもおかしいと思う」と話した。

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