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<デジタル発>新聞記事を翻訳 北海道の魅力発信 劉亜蕾さん

 北海道でも広がっている多言語の情報発信。より伝わりやすく情報を届けるために欠かせないのが、翻訳を担う人材だ。北海道新聞社は2020年8月に英語、中国語(簡体字と繁体字)、タイ語、韓国語の5言語で食や観光などの記事を発信する多言語ウェブサイト「The Hokkaido Shimbun Press」を開設した。中国語の翻訳を担当する中国出身の劉亜蕾(りゅう・あれい)さん=札幌市在住=に、多言語化の取り組みについて聞いた。(文/報道センター・デジタルチーム 門馬羊次)

劉亜蕾さん 1987年、北京市出身。札幌市が設置する北京事務所のスタッフを経て、2015年から札幌市在住。旅行の手配などを担う合同会社NORTHPLUS(ノースプラス)副代表。
劉亜蕾さん 1987年、北京市出身。札幌市が設置する北京事務所のスタッフを経て、2015年から札幌市在住。旅行の手配などを担う合同会社NORTHPLUS(ノースプラス)副代表。

■独特の表現、言い換えに工夫

 ――翻訳する上で工夫していることはありますか。

 1週間に10本ほどの記事を中国語の簡体字と繁体字に翻訳しています。中国語と日本語は主語や述語などの語順が違うので、言葉を前後させたり、主語を明確にしたりして、中国語で意味が伝わりやすくなるように工夫しています。日本語独特の表現も難しいですね。

 ――独特の表現?

 「ピリピリ」とか、「ワクワク」とか、感覚を伝える言葉(擬音語や擬態語)です。例えば、支笏湖畔で電線を地中化した記事を翻訳した時は、「湖がすっきり見えるようになった」という表現がありましたが、「すっきり」の意味を置き換えられる単語がありませんでした。ですから、「もっときれいに見えるようになった」と意訳しました。

支笏湖畔の電線地中化を中国語(簡体字)で伝える多言語サイトの記事
支笏湖畔の電線地中化を中国語(簡体字)で伝える多言語サイトの記事

簡体字:https://h2w.hokkaido-np.co.jp/cn/topics/p6007/
繁体字:https://h2w.hokkaido-np.co.jp/tw/topics/p6011/

■大自然に関心高く

 ――どんな記事に反響がありますか。

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