PR
PR

函館―長万部の並行在来線 30年で940億円赤字 道が試算

 【函館】道は26日、2030年度に予定される北海道新幹線の札幌延伸に伴い、JR北海道から経営分離される並行在来線の函館線函館―長万部(147・6キロ)について、第三セクター方式で鉄路を全線維持した場合、分離後30年間の累積赤字が944億円になるとする収支予測を公表した。函館市内で開かれた沿線自治体との協議会で報告した。

 収支予測は《1》三セクで全線維持《2》全線バス転換《3》輸送密度(1キロ当たりの1日平均輸送人員)の高い函館―新函館北斗は三セクで維持し、それ以外はバス転換―の3案について30年間の試算を示した。

 それによると、全線維持する場合、初年度の30年度はJRからの土地や車両の有償譲渡など初期投資に317億3千万円かかるほか、それ以外の単年度収支は18億8千万円の赤字になると試算。人口減に伴う利用客数の減少で単年度の赤字額は年々膨らみ、30年間の累積赤字は944億2千万円に上るとした。

 全線をバス転換した場合は、初期投資の36億6千万円を含め30年間の累計赤字は130億4千万円になると試算。函館―新函館北斗だけ鉄路を維持する場合は565億4千万円の赤字になるとした。収支予測はいずれも国や道の補助を考慮していない。

【関連記事】
長万部―小樽間 全線維持なら30年間で赤字926億円

残り:251文字/全文:802文字
全文はログインすると読めます。
ログインには、電子版会員かパスポート(無料)の申し込みが必要です。
PR
ページの先頭へ戻る