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変異株拡大、札幌満床 「大阪並み」現場危機感 市外搬送・入院待ち増加

 道内の新型コロナウイルスの新規感染者が22日、約3カ月ぶりに150人を上回った。感染力の強い変異株の急拡大に伴い、新規感染者の8割が集中する札幌市内では、すでにコロナ患者用の病床はほぼ満床の状態で、小樽など市外へ搬送せざるを得ないケースも出始めている。医療従事者の不足などにより、すぐには使えない病床もあり、医療現場には「札幌は緊急事態宣言が出る大阪府並みに逼迫(ひっぱく)している」との危機感が広がっている。

 「急変患者の受け入れ要請があっても、今は断らざるを得ない。もう限界だ」。軽症・中等症のコロナ患者を受け入れるKKR札幌医療センター(札幌)の磯部宏院長(65)は22日、厳しい口調で語った。

 同センターはコロナ患者用の病床20床を確保しているが、4月に入って以降、ほぼ満床の状態が続く。入院患者の3分の1が変異株感染者でなかなか熱が下がらない上、肺炎が治りにくく入院生活が長引く人が多いという。磯部院長は「このままでは新たに入院を必要とするコロナの患者があふれてしまう」と漏らす。

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