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<デジタル発>衆院道2区補選 選挙区の札幌市北区・東区が抱える社会課題とは?

 4月13日告示、25日投開票の衆院北海道2区補欠選挙。選挙区となる札幌市北区と東区はどんな地域なのか。札幌市や国の統計を基に、市内10区を分析してみると、札幌市の抱える普遍的な社会課題が見えてきた。(文/報道センター 門馬羊次)

衆院道2区補選の選挙区となる札幌市北区と東区の周辺=2021年3月24日(本社ヘリから、写真部・野沢俊介撮影)
衆院道2区補選の選挙区となる札幌市北区と東区の周辺=2021年3月24日(本社ヘリから、写真部・野沢俊介撮影)

衆院北海道2区補選 札幌市北区の一部と東区が選挙区。2017年の衆院選で区割りが見直され、北区のJR札幌駅北口周辺や北大構内などの鉄西連合町内会地区は北海道1区に変更された。今回の補選は、鶏卵汚職事件で在宅起訴された吉川貴盛元農水相の議員辞職を受けて実施される。2012年以降の3回の衆院選では、自民党の吉川氏が2区で3回連続当選を果たしていたが、今回は自民党が候補擁立を見送り、与野党対決の構図にはならない見通し。


■多い中重度要介護者 施設ニーズ高く


 札幌市の住民基本台帳(1月1日時点)によると、北区全体の人口は28万6054人、東区は26万2298人。10区別では、北区が1位、東区が2位。両区とも地下鉄沿線などにマンションが林立し、郊外には広大な住宅街を抱えている。年代別で見ても、年少人口(0~14歳)、生産年齢人口(15~64歳)、老年人口(65歳以上)のいずれも北区が1位、東区が2位となっている。

 福祉社会学が専門の北星学園大名誉教授で、まちづくり団体「まちラボSAPPORO」(札幌)代表の杉岡直人さんは「北区も東区も古くから発展した地域と、郊外や幹線道路沿いに形成された新たな街を抱え、多様な地域の顔がある」と解説する。

 200万人都市の札幌でも高齢化は進んでおり、人口に対する65歳以上の割合を示す高齢化率は、北区が27・2%、東区が26・3%。市全体の27・6%をやや下回るが、人口が多いだけに介護が必要な高齢者の層も厚い。


 介護保険制度では、介護の必要度合いを軽い方から「要支援1、2」(2段階)と「要介護1~5」(5段階)の計7段階に分類している。1月末時点の札幌市の要介護認定状況では、「要支援1」から「要介護5」までの総数は、北区が区別で最多の1万6221人、東区が1万5313人と続く。

 「特に要介護3以上のデータが重要です」と杉岡さん。

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