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<直道スタイル 道政1期目折り返し>上 発信重視奏功、支持「85%」


 鈴木直道知事には日課がある。公務の合間に道庁3階の知事室でスマートフォンを取り出し、会員制交流サイト(SNS)上の反応を確かめることだ。

 自身の発信がどう広がり、どんな声があるのか―。批判的なコメントにもつぶさに目を通し、参考になりそうな投稿には敏感に反応する。

 「記者会見の質疑に入るまでの冒頭発言は長くても20分以内だ」。昨年11月から今年1月の新型コロナウイルス感染拡大期、知事は庁内打ち合わせでこう宣言した。それまでは冒頭発言が30分近くに及ぶこともあり、「長い」といった苦言がSNS上に相次いだ。庁内には「改善を図った」との見方が広がった。

 知事は就任から一貫し、会見では質問が尽きるまで答え続ける。同じ説明の繰り返しやはぐらかすような発言もあるものの、後ろ盾の菅義偉首相が質問を途中で打ち切って批判を浴びているのとは対照的だ。

 実際、知事は道民に誠実な印象を与えることに成功している。北海道新聞社の全道世論調査では鈴木道政の支持は85%に上り、知事のコロナ対策を評価する理由として「発信が分かりやすい」を挙げた人が29%と最多だった。

 高橋はるみ前知事の支持は、在任15年目となる4期目折り返し時の68%が最高だった。あまりの高支持に道幹部も戸惑う。「この先、どうなっていくのか」


 鈴木知事は23日で就任から2年となる。道民の高い支持を維持し、1期目の折り返しを迎える鈴木道政の実像を探った。(2回連載します)

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