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運動部の大会参加禁止 五輪テスト大会は開催 北大生「厳しすぎる」 制限緩和求め署名7000人分提出へ

 北大が昨年11月、新型コロナウイルス対策として、体育会所属の運動部の大会参加や遠征を禁止したことに対し、学生が「他の大学に比べて厳しすぎる」と反発を強めている。5月5日に予定される東京五輪マラソンのテスト大会では、北大構内がコースに含まれていることから「北大でのテスト大会は認める一方、学生の大会参加を禁じるのは筋が通らない」との不満も拡大。体育会の学生有志は7日にも制限緩和を求める約7千人分の署名を北大に提出する方針。

 「国内トップレベルの選手と走らないと、レース感覚が戻らない。北大がこのまま大会参加を禁止するなら、学生ではなく、社会人選手としてでも参加したい」。陸上競技部に所属する高橋佑輔さん(21)=理学部4年=は、北大の対応に不満を漏らした。6月の日本学生個人選手権の男子1500メートルで優勝を目指しており、今月25日に神戸市で開かれる大会への出場を希望しているが、北大のルールでは諦めるしかない。

 北大は昨年11月に出した「行動指針」で、道独自の警戒ステージが「4」以上の場合、部活動などの課外活動を全面禁止すると発表。ステージ「3」以下の場合でも大会への参加、合宿、道外への遠征は一切禁止すると明記した。道が3月27日、札幌市を「ステージ4相当」としたため、北大は今月1日から個人練習とオンライン以外の活動も禁止。体育館や文化系サークルが拠点としている会館などの施設を閉鎖した。

 文部科学省は1月、緊急事態宣言が出た地域の大学に対し、合宿や他校との練習試合を一時的に制限するよう要請した。ただ、各種大会は感染対策を徹底した上で開かれており、文科省も出場の可否は大学の判断に委ねている。

 道内の各大学は「大会参加を許可するかは個別に判断」(北海道教育大札幌校)、「感染状況次第で決定」(北海学園大)としており、一律で禁止している大学は少ない。

 北大は「人の移動が落ち着く5月上旬」まで、現在の制限を維持する方針。ただ、5月5日に札幌で開かれる東京五輪のマラソン競技のテスト大会は北大構内がコースの一部に含まれており、国内外から計2500人が出場する予定。学生には「大学が5月上旬まで制限を続けるのは、テスト大会のためなのでは」との不信感も広がる。体育会の有志が3月中旬に始めた制限緩和を求めるインターネット署名は、3週間で約7千人分が集まった。

 北大は取材に対し、学生の大会参加を禁じる行動指針が他大学より厳しいことは認めつつ、「授業や研究への影響を避けるため、課外活動は最小限にすべきだと考えた」(学生支援課)と説明。学生の部活動の制限と五輪テスト大会への対応は「別の問題だ」と強調し「札幌市内の感染状況を見つつ、制限の緩和も検討したい」とした。

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