PR |
|
---|---|
PR |
<教室で学びたい 化学物質過敏症の子どもたち>上 香りがつらい
02/19 17:00
小雪の舞う1月下旬、札幌の中学3年、結衣さん(15)=仮名=は、久しぶりの「登校」に胸が高鳴った。市内の私立高校に合格し、4月から通う。この日は入学前の体験授業。20人余りの同期生と机を並べた。座席は窓際の一番前。机の前には空気清浄機が置かれた。「これからはみんなと同じように学校で勉強を教わり、部活や行事も楽しみたい」
■インクでも頭痛
空気中の化学物質が体内に入ると頭痛や呼吸困難などの症状が出る化学物質過敏症(MCS)。結衣さんはこの病気のため、中学2年の6月からほとんど登校していない。
【関連記事】
過剰消毒、苦しむMCS患者 頭痛、めまい、過呼吸も
「ヘルプマーク」化学物質過敏症も対象 札幌市が活用呼び掛け
消毒液で体調不良、訴える人増加傾向 「店入った瞬間に具合悪く」
残り:1575文字/全文:1913文字
このジャンルの最新記事