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衝突事故や停電相次ぐ 狩勝峠100台立ち往生 道内暴風雪

 「数年に一度の猛吹雪の恐れがある」。札幌管区気象台が最大限の警戒を呼び掛ける中、道内各地で16日、暴風雪の影響とみられる衝突事故や、屋根がはがれる住宅被害、停電などが相次ぎ、暴風雪の中、避難所の開設や復旧作業などに追われた。

 上川管内南富良野町の国道38号狩勝峠付近で午後0時25分ごろ、十勝管内新得町方面に向かっていたトレーラーが対向車線にはみ出し、前から来た車と衝突。現場手前で停止した車に後続車が衝突し、トラックや乗用車計6台が絡んだ。富良野署によると、けが人はいない。事故当時、現場は暴風雪で視界が失われるホワイトアウト状態だった。

 事故処理と暴風雪のため、南富良野町落合―新得町新内(にいない)西6線間14・7キロが通行止めに。旭川開建富良野道路事務所は17日朝に解除できるか判断する。一時、100台ほどが取り残されたが、午後3時以降、全車両が移動を終えた。

 通行止めで南富良野町中心部の道の駅「南ふらの」周辺や町内のコンビニに、午後2時ごろから足止めされたトレーラーや乗用車が集中。町は町保健福祉センターに臨時避難所を開設し、午後9時までに運転手36人が避難した。岩手県の公務員根水利実さん(46)は「安心した。室内は暖が取れ車内で過ごすより良い」とほっとした様子だった。

 北見市と上川管内上川町にまたがる国道39号石北峠の北見側8合目付近では午前10時ごろ、トラック1台が動けなくなり、車約30台が立ち往生。開発局の除雪車が車両をけん引し、午後2時半ごろに解消した。

 室蘭市では最大瞬間風速35・5メートルを観測。市消防本部によると、午後5時半までに「屋根がはがれた」など市民からの通報が130件に上った。登別市内でも79件の被害が確認された。

 高潮の影響も。釧路市と釧路管内厚岸町で床上や床下に浸水する被害が出た。

 北海道電力ネットワーク函館支店によると、函館市恵山町など市内東部で午前6時すぎから最大2300戸が停電し、1時間20分後に復旧。渡島管内松前町でも最大約1200戸が停電した。強風による配電設備の故障が原因とみられる。

 道警交通管制センターによると午後11時半現在、高速道路6路線8区間、国道13路線15区間、道道46路線51区間が通行止めになっている。(宮木友美子、伊勢裕太、藤山洸一郎)

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